虫歯を治療すれば必ず歯を残せないの?

虫歯になっても治療をすれば大丈夫、歯を抜くなんて・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。8020(ハチマルニーマル)運動をご存知ですか?「80才の時点で20本自分の歯を残しましょう」という取り組みです。成人の歯は、上下合わせて親知らずも含めると32本あります。お年寄りになると入れ歯をしている方もいますよね。医療も昔に比べて進歩しているのに、どうして歯を抜かなければならなかったのでしょうか。重度の歯槽膿漏で歯を支える歯槽骨が溶けてしまってグラグラになっている場合は、治療ができず抜くことになります。歯槽膿漏でなくても虫歯が歯茎の下(根っこ)までボロボロに進行しているような場合も抜くことになると思われます。初期の虫歯や歯周病であれば治療して歯を残すことができます。歯医者には定期的に通って、虫歯や歯周病がひどく進行しないようにメンテナンスしてもらうのが良いですね。

虫歯でも根っこがあれば抜かずに歯を残せるんです!

歯には根っこがあり、歯槽骨という骨に根っこが埋まっていることで支えられています。虫歯で歯が大きく欠けてしまっても、根っこさえ残せれば抜かずに治療ができるんですよ。根っこさえしっかりしていれば、支台を立ててその上に歯の形をした被せものをして元のように噛むことができます。大きな虫歯の場合、歯の中にある神経まで達していることがあります。そのような場合は、痛みがでないように神経を取ります。神経は歯の根っこの先端で切って取ります。そうすることで治療後に痛みがなく、歯を残せるのです。

銀の詰め物と、白い詰め物の違いは何?

先ほど説明した被せものをする治療まで進行していない場合、虫歯だった部分に詰め物をするだけの治療があります。虫歯になっている部分を削り詰め物をするのですが、保険治療でも銀色の詰め物と白い詰め物があります。どうして全部白い詰め物にしてくれないの?と疑問に思った方もいると思います。その違いは、ズバリ虫歯の進行度です。まだ小さい虫歯であれば削る範囲が少ないので、白い樹脂性の詰め物をいれることでほとんど見た目にもわからず治療ができます。神経を取るまではいかなくとも、それなりに削る範囲が広い虫歯の場合は銀色の詰め物をします。なぜかというと、樹脂より金属のほうが強度が高い為、治療後に割れたりすることが少ないからなのです。これらのことからも、定期的検診で虫歯になっても初期のうちに治せるようにしておきたいですよね。

根管治療は虫歯などを放置して神経の部分にまで入ってしまった菌を完全に取り除くことで、抜歯を避けることが可能になります。